99.9%は仮説2006年10月10日 12:31

 いつも小説の感想を書いていますが、実はビジネス関係もよく読みます。先日読みました99.9%は仮説という新書の感想です。
 世の中、良く分かっているようで分かっていないことが多い。皆分かっているように説明するが、実際には分からないことが多い。
 というようなことを極端に説明しているものです。多少極端過ぎる面もありますが私は好きです。パラぱらっと立ち読みして、”なーんだ何も分かっていないんだ”とか、”こんな説明はおかしい”などと思う方には適当でないかもしれません。それより”こういう考え方もあるのだ”と気づいてもらえればよいのでは無いでしょうか?
 大学のとき、研究室の紹介か何かのときに
”教官も先輩もわかったような顔をして、わかったように説明するけど、本当はわかっていない”というようなコメントを残した先輩がいました。それが、いまだに印象的です。でも、その教訓で今でも色々なところにあてはまると思います。
 ちょっと話は飛びますが、私は日ごろ、ずいぶん離れていると思っている人は意外と近い、でもすぐそこと思っている人ほど、思った以上に遠くに居ると思っています。矛盾しているようですけど、なんとなくわかりませんか?あの人は、とても手が届かないと思っていると、ふとしたきっかけで、自分と大して変わらないことに気づくことありませんか?逆に、あいつたいした事ないと思っている人が、ふとしたことで自分との差をつくづくと感じさせられたということありませんかね?

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